子ども心を思い出す推理小説のような1冊『約束のネバーランド』

今回紹介するのは、マンガ『約束のネバーランド』です。

マンガは電子書籍で読んでいます。
kindlle も使いますが、最近は実店舗とのハイブリット書店の honto をよく利用しています。

このマンガを知ったのは、無料で2巻まで読めるキャンペーンで読んだことがきっかけです。
これは、ハマりました。即大人買いしてしまいました。


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『約束のネバーランド』
原作 白井カイウ 作画 出水ぽすか

ストーリー設定として
世界は人間と人間を食用にする鬼の世界とに分かれており、行き来はできないようになっています。
主人公は鬼側の世界で食用として農園で飼育されている子供たち。その子どもたちの人間の世界への脱出を描いたものです。

ある日、普通の毎日だと思っていた日々の本当の姿を知って、そこから抜け出そうと知恵を絞る天才児たちとそれを管理する大人との戦いが始まります。子どもたちの脱出を支援する人間世界側の大人の存在が謎解きゲームの要素を持っていて、見どころのひとつになっています。
農園脱出後は、人間を食用にする鬼との戦いが始まります。

こう書くと巨人に立ち向かう進撃の巨人と似てるな。と思いますが

こちらは、
だましあいと知恵比べのバリバリの頭脳戦の要素が大きいです。

メインキャラクターのエマは子どもなので
「これは無理、とか。このくらいなら。」とか大人の判断をしません。

「みんなで生き残ろう。」「無理でもやる。」「絶対むだにしない。」

と真っ直ぐです。

この主人公エマの真っ直ぐさに周りの子ども達も励まされて、
それぞれが成長していく姿も冷めた大人になってしまった自分にはまぶしいです。

私が新しく本を手に取るのは、心に止めておいた疑問の答えへのヒントがみつかりそうなときが多いです。
答えへのヒントは、日常生活のいろんな場面にあるのだろうと思いますが、私にとっては本がきっかけになることがほとんどです。

なので、気になった本は読んで見ることにしています。

最近気になるのはマンガが多いですね。
それも子供の登場人物たちの行動や言動に心が動きます。

「心の傷を持ち、それにどう対応していくのか。」

大人になってしまった私は、時間を戻すことはできません。過去を変えることもできません。
できるのは、起きてしまった出来事への認識を変えることだけです。

そして、長く生きていろんな経験をした大人の自分には、認識を変えたい出来事がたくさんあります。
そのために欲しいのは、「今までとは違う視点」です。

「常識」から離れた視点なのです。

そのヒントが子供たち。
なので、大人の常識で測れない行動で未来を切り開く姿を描くマンガがハマるのです。

これからの冒険で謎が解けていくのが楽しみ!

現在、10巻まで進んでいますが、主人公エマと仲間たちは農園を抜け出して、鬼の世界の真っ只中にあった人間世界に通じる道へのヒントをつかみます。

それを活かせるかどうかは
眼前の敵、鬼との戦いに勝利できるかどうかにかかっています。

早く続きが読みたい!

最近はすっかりご無沙汰していますが、推理小説好きでかなりの数を読んでいます。

このストーリーは謎がいっぱいで、推理小説を読むようなワクワク感が楽しめます。
わかっていない謎もまだまだあって、これからの展開が楽しみでたまりません。

冷めた大人になってしまった自分の子どもの部分を思い出させてくれるような。
これからの楽しみが増えました。

これからもますます、楽しみな『約束のネバーランド』
大人になった今だからこそ、いろんな立場から楽しめる推理小説のような作品です。

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