今日紹介するのは、頭の整理の決定版です
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
苫米地 英人 著
頭の中がごちゃごちゃして、物事に集中できない状態を「頭のゴミ」と表現して、物事に集中して取り組める頭にするための方法を8ステップにわけて紹介しています。
捨てるべき考え方をゴミにたとえて捨てる方法を教えているのです。
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理性でわかっていても思い通りにならない理由が解明
子供とのコミュニケーションの助けにしようとカラーセラピーに取り組んでいた頃、勉強の帰りによった本屋さんで気になって手に取った本です。
理性で分かっていても感情が自分の思い通りにならないことにモヤモヤしていた当時の私に、
そうなる理由が脳科学的に明確に示されていたので、スッキリしたのを覚えています。
苫米地さんは注目している方の一人で本も何冊か読んでいましたが、中でもこの本はとても具体的で分かりやすかったです。
絶対こうすべき!的な強引さがなく、それでありながら自分にとっての正しい方向にゴール設定がされるにはどうしたらいいのか?という思考の道筋が自分にも見えました。
さすが脳科学者なだけあって感情論ではなく理論。なぜそうなってしまうのかの理論が脳の働きを例にとって説明されているので納得がいきます。
そして今までの自分がダメだからこうなったわけではないのがわかります。
他人の人生から自分の人生へ
この本では、脳科学的に猿・ゴリラ脳と人間脳の違いを説明し、
「人間脳をうまく使えるようになろう。」
というメッセージが込められているように思いました。
自分がだれだけ気づかぬうちに外からの情報に操作され、他人からの刷り込みである自分を自分だと気づかずに生きているのか知って、愕然としました。
他人からの刷り込みでない自分自身って?
あまりちゃんと考えて生きてこなかったように思います。
自分が心から望んでいることでないことをやろうとするから、
頭がモヤモヤしている。 = 頭のゴミが貯まってしまう。やる気が持続できない。
自分の本音にふたをするのに慣れてしまって、他人の刷り込みなのか自分の本音なのかがごっちゃになってしまった状態なら、まずは自分の中で本音を開放しておくこと。しかしこの時、他人にカミングアウトする必要はないのです。
私は本音を開放しようとすると、なぜか恐怖感がわき起こります。
この恐怖感は
『嫌われる勇気』を読んで感じた不満と不安のシーソーゲームに似ています。
今まで通りを生きる不満と変化することで先がどうなるかわからない不安。どちらを取るかで行動が決まるということです。
まったく意識しなければ、人は今まで通り(コンフォートゾーン)でいることを選び続けてしまう。
他人の刷り込みである自分を生き続ける。= 頭がモヤモヤする。
自分の本音とつながり、心から望むゴールを設定し、このループを切ると決心することが鍵になると思います。
本音=心から目指すゴールではない
そして、この本で苫米地さんが最終的に伝えようとしているのが
「人は自分のためだけに生きていては幸せになれない。」ということ。
あとがきにこんな言葉を残されています。
今、日本は、震災の痛手に加え、政治の迷走、経済の低迷、少子高齢化、心の病の増加など、暗く右肩下がりの話題に事欠きません。海の向こうでは抑圧と戦争と飢餓が続いています。しかし、私たち一人ひとりが、誰かのために行動する喜びを知り、そしてより多くの人のために行動しようと立ち上がるなら、世界は変わる。必ず変わります。
中略
頭がモヤモヤしているしているあなた、頭をスッキリさせたいと考えているあなたは、今自分を変え、世界を変えるスタート地点に立っているのだといえます。これからどこへ向かうのか。ゴールを決めるのはあなたです。曇った現状の外側へ。クリアな未来へ。一歩を踏み出すあなたにとって、本書がよきナビゲーターとなれば幸いです。
他人の刷り込みから離れて、自分自身の心から望むゴールを目指してみたい方に手にとって欲しい本です。
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