今回紹介するのは、3ヶ月先まで予約がとれないカウンセラーさんの著書
『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』です。
更年期もあって心の元気がなくなっているこのところ、心の本が目にとまります。
この本は、amazon でおすすめ本として紹介されていたのがきっかけでkindle本で読みました。
すっきり、しました。
「うまくいかないことを繰り返してしまったり、やめたほうがいいとわかっているのにやめられない。」など
不合理と思われる行動を取ってしまうその理由が、自分でも気づかない罪悪感にあったんだ。と
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『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』
根本裕幸著
うまくできなかったり、期待にこたえられなかったりして、罪悪感を持つことは誰にでもあることです。
しかしそれが、自分が幸せになることを阻害している原因になっているとしたら?
問題になってくるのは、やっぱり親子関係です。
罪悪感 = 心の傷 としてよろしくない思い込み(観念)ができあがり。
この本の中には、苦しんでいる親を助けたくて、頑張って、がんばって、
でもできなくて罪悪感を持ってしまった元子どもの大人がたくさん出てきます。
その罪悪感が、社会的にみれば良くない行動につながって、そのことにまた罪悪感をもって。
このループを切るのが、罪悪感を癒やすことの目的です。
罪悪感をなくすためにできること
罪悪感をいやすと言葉で言うのは簡単ですが、罪悪感が癒やされた状態が想像できないので、正直そこへの行き方がわかりません。
自分を許して、具体的には「自分を責める習慣を変える」ことだとか。
習慣や思い癖を罪悪感をなくす方向のものに改善していくと考えるとわかりやすいかと思います。
さて、罪悪感を癒す習慣や考え方ってどんなものなんでしょう。
この本で紹介されていたものをあげてみます。順不同です。
自己肯定感を育てる習慣をつくる
- 自分を傷つける言葉をやめる。
- 「それが今の自分だから。」と自分を肯定する言葉をかける。
- 友達や後輩に接するように自分に接する
自分軸を確立する習慣をつくる
- 「私は私・他人は他人」と唱える
- 「私は」「私が」と主語を明確化して考える
- 今できることをする
- 自分をほめまくる
- 「できること」と「できないこと」の線引きをする
問題の捉え方を変える
問題は外から来るのではなく、それを問題だと思うのは自分の認識である。
「これを問題視しているのは、自分自身なんだ。」と理解することで、被害者意識からの思考停止から逃れられる。
*これは、ちょっとわかりにくかったですが、問題の捉え方を変えたからと言って問題の状況自体が変化することはないけれど、自分自身の心の状態は変えられるということを言っているのではないかと思います。それによって、打つ手がみつかることもあるかもですね。
潜在意識に言葉を届ける~アファメーション~
無罪宣言というアファメーションワードを唱えることで、潜在意識から罪悪感をなくしていこうという取り組みです。
<無罪宣言>
私は私を許します。
私は無罪です。
私の罪はすべて許されました。
私は牢屋の扉を開け放ち、自由に飛び回ることができます。
私は私を愛します。
私はもう無罪です。出典:『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』
感情を込める必要はないようです。感情がこもると罪悪感がでてきてしまうので
ただ、お経のように唱えるだけでOK!
そのほうが、気楽に取り組めそうですね。
1日1通感謝の手紙を書く
これも、別に出さなければならないというのではなくて、自分に注がれた愛をみつけてそこにフォーカスする習慣の練習です。
簡単なことのようで、これを実際にやるのは大変なことに思えるのは、私にたっぷり罪悪感があるからでしょうか。
この本の中で
これを2ヶ月実行し続けたビジネスマンが見事に家族との絆を取り戻して幸せになったエピソードが紹介されていましたが、言われるとおりに実着に実行された方に尊敬の念をいだきました。
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このように簡単にできることばかりですが、実は習慣にするには骨が折れることだと気づきました。
しかしできることからやってみる価値はあると思います。
まとめ
この本の中には、実例の紹介もあって思わず自分と重ねて苦しくなってしまったり、その方が癒やされたのをほっとしたり。
みんな、多かれ少なかれ親から受け継いだ負の遺産を罪悪感として持っている気がします。
そんな中でも、大人になってからそれに気づいて、心の習慣を矯正することができれば誰でも幸せになれる。
その習慣の作り方を教えてくれる本だと思います。
著者の願いが
「罪悪感に覆い隠されてしまっている、自分の中の愛をみつけることをお手伝いすること。」
なので、全体を通じて著者の視点が優しいです。
疲れているな~。と思ったら度々読みたくなる本です。
自分に優しくする方法がわかります。
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