どん底と思うときこそ!『29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた』ノンフィクションの力に圧倒されます

今、元気が出ない。どん底かも。
と思っている人に手にとってほしい。

『29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた』
葉山 アマリ著

ちょっと変わった題名だったので、手に取りました。
なんと、実話なんです。


 

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立ち読みで時間を忘れてしまった!

4年ほど前、時間をつぶすために立ち寄った書店での立ち読みがこの本との出会いでした。
思わず読みふけってしまい、気づけば子どものお迎え時間に遅れてしまっていました。

とにかく引き込まれました。そして勇気がでました。

この題名で?と思うのですが、アマリさんの腹の決め方が痛快で、

「人生は自分の意思で切り開くものなんだ。」

と思えました。

そして、腹をくくって一歩を踏み出してから出会っていく人々との交流がアマリさんの行動に拍車をかけていきます。
当時、いろんなことがどん詰まりという感じをもっていた私は
自分も「行動してみよう。」という気持ちを起こさせてくれました。

あらすじ

29歳の誕生日につきあっていた彼とは、別れ、派遣社員で貯金もなし。これからの人生を考えて落ち込むアマリさん。そこで、決めます。

「あと、1年後の誕生日に死のう。
最後にラスベガスのカジノで勝負しよう。」

1年と自分の中に期限をきったこと、そしてラスベガスで勝負という目標を定めたことによって、
その目的に向かって瞬く間に行動が変わっていく様は、まるでジェットコースターに乗っているよう。

お金を貯めてラスベガスで勝負をした後、アマリさんは、予定通り死んだのでしょうか?
ネタバレになりますが、死にませんでした。もうその必要はなくなっていたんです。

彼女の心の中は、死のうと決めた1年前とは明らかに違ったものになっていました。
それを育てたのは、1年間の彼女の行動です。

 

読後の感想

自ら決めたゴールに向かって今までの自分の常識という殻をどんどん壊していく行動力には脱帽です。そして積み重ねた行動によって、周りからの評価も自分自身への評価も違ったものになっていくその様はまるでフィクションのよう。

腹を決めた人間の底力ってすごいです。

これが実話だという所にこそ、本当に驚きと感動がありました。
少し前に話題になったビリギャルにも同じものを感じましたが、自ら決めることのパワーをひしひし感じられます。

「人生は、自分が切り開くもの。」

これが、私がこの本からもらったメッセージです。

なにもかもうまくいかなくて、落ち込みがちのときにこそ、手に取ってみて欲しい本です。

 

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