ずっと先のお金の不安が消える本『ズボラでも「投資」ってできますか?』

今回紹介するのは、金融リテラシーアップの本
『ズボラででも「投資」ってできますか?』です。

私自身は投資ってやってきませんでした。
しかし、これから先は今までのお金の常識は通用しない世の中になっていくことは薄々感じているし、

長男は就職したけれど、自活できるほどの収入を得るのはなかなか難しく、
これからを自分で生きていくためには、コツコツと時間をかけて少額からでも資産を作っていく投資の知識は必要だと思います。

金融リテラシーの低さ故の痛い目にはやっぱり合わせたくないです。

そこでみつけたのがこの本です。

 

『ズボラでも「投資」ってできますか?』
高橋 忠寛著

本の題名を見ると投資の本と思いますが
内容は相談者の質問の答える対談形式での「自分のお金の守り方」金融リテラシーの本でした。

著者は、元メガバンカーで現在は個人向けの資産運用を請け負う会社を設立した方なので、金融機関側の事情にも精通しており内容が信頼できると感じました。

「身近で教えてくれる人がいない、けれどお金のホントのことが知りたい。自分で管理できるようになりたい。」
という人にはぴったりです。

 

お金を守るってどういうこと?

この本のまえがきで著者が言っています。

あなたのお金を守るのはあくまでもあなたです。人任せにしないことが大前提です。
「自分のお金を守る」とは自分の生活を守ることであり、自分の人生を守ることでもあります。

~ 中略 ~

大多数の大人は、自分のお金をちゃんと管理できていないもの。銀行員なのに、自分のお金を自分で管理できていない人もたくさんいます。高給取りであっても、破産寸前の人もいます。

職業や資産の有無に関係なく、自分で一生懸命コツコツ勉強している人だけが、お金の管理の仕方を知っているのです。

もう一度いいますが、お金を守るとは、自分で資産を主体的に管理することです。お金に関する知識(金融リテラシー)は一生ものの財産になります。

これを読んだだけでも
自分には手遅れなことがあっても、長男のこれからにはきっと活かせる。
私が知りたかったのは「きっとこんな内容だ。」と思いました。

 

自分の資産を守るのに投資が必要な理由

将来のお金の不安をなくすには、自分の資産を作っていくことが必要になります。
資産というと、貯金ぐらいしか思い浮かばないけれど、貯金だけではリスクがあるようです。

貯金だけのリスクとは

銀行に預ける貯金のリスクって何?と気になって読み進むとこういうことでした。

「インフレになると、銀行に預けていたお金の価値が下がってしまう。」
インフレになるとモノの値段が上がるので、同じお金でも買えるものが少なくなります。相対的な価値として目減りするということです。

それに対する答えがこれです!

将来の不安を抱えながら、一生懸命働いたお金を貯金したり、日々生活を切り詰めて節約したりしてきた結果、その価値が目減りするのでは目も当てられないですよね。そのためにもインフレになっても資産の価値が下がらないような守り方が大事になってきます。

どうすればいいんでしょうか?

それは、投資です。インフレのリスクを煽って投資を推奨するようなセールストークを鵜呑みにする必要はありませんが、資産を守るためには、投資も必要です。

 

資産を守るための投資って何?

資産を守るためには資産運用をしていくわけですが、長期的にみて資産が目減りしないところに資産を分散して置いておくということのようです。

資産運用の本当の目的は
「将来の大切なお金をできるかぎり安定的に成長させていくこと。」で
「自分の予想どおりに株価が上昇したときに一瞬の快楽を得るためではない。」ので

本質的な意味での投資 = 資産の分散

ということになるのです。

 

資産の分散ってどうやってするの?

資産の目減りに関連するのは、インフレと為替の変動です。
資産にはその影響を受けやすい資産、受けにくい資産があるので、全体に分散する必要があるのですが、

気になる具体的な資産の分散方法はというと
「少額で長期的に市場全体に投資するインデックスファンドを積み立てる。」のようなシンプルな方法で行うこと。
絶対やめずに10年は続けること。

そして、何から始めたらいいのかというと
まずは「ネット証券に口座を作る」こと。

ネット証券を使う理由は、手数料が安く、商品ラインナップが豊富で少額からでも対応してくれるから。
そして「証券会社のカモにならないため。」です。

この本では、相談者が
「何も考えずにネット証券に口座を開いてください。」と言われています。

遅ればせながら、私も思い切ってネット証券に口座を開いて
この本の対談者と同じようにインデックスファンドを積み立ててみることにしました。

 

 

保険はどうする?

お金の問題でいつも取り上げられるのが保険の問題です。
保険との付き合い方は、その人のお金との付き合い方があらわれるそうです。

この本での結論としては

「どの保険に入るべきか」よりもまずは「保険に入るべきかどうか」を立ち止まって考えるべき。
不必要な保険にはなるべく入らないことが、自分の資産を守ることにつながっている。

というものです。

医療保険や学資保険なども、

「保険という形で保険会社に高い手数料を払ってお金を管理してもらう必要はない。」
「学費を準備するのは親の役目ですが、それを保険会社に任せるのは思考放棄だと思います。」

とバッサリ。

保険に対する思い込みやコマーシャルなどの刷り込みが強いので、考えたことがありませんでした。

投資にしても、保険にしても自分の資産管理について自分で考えることが大切になってくるようです。

しかし、自転車保険だけは入るべき保険として紹介されていました。
「確率は低くても1億円もの賠償を払わなければいけないような経済的リスクに備える。」
月数百円で備えられる、本来の保険の姿だとか

 

 

家はどうする?

持ち家と賃貸とどっちがいいのか?

これはそれぞれの意見があって、一長一短です。

住宅ローンを組んで持ち家を持つことは、資産を持つことではなくて負債を抱えることになるのは
ロバートキヨサキ氏の『金持ち父さん貧乏父さん』で有名になった考え方です。

持ち家を持ってしまった身としては、非常に残念だったけれど、この本では

家を買うかどうかを決めるのは、その人のライフスタイル次第。そこに損得勘定を持ち込む必要はない。と思います。

家を持ってしまった後で、家を持ってしまったマイナス面ばかりを知ってしまい、あまりいい気分がしていなかったので少しほっとしました。
そして、家を持つことと賃貸の両方のリスクについて触れていたのは新鮮でした。
今まで両方のリスクについてちゃんと解説したもののに出会ったことがなかったのです。

持ち家のリスク

家購入で考えられるリスクにはこんなものがあります。

  • 災害リスク
  • 手抜き工事リスク
  • 隣人リスク

賃貸のリスク

賃貸派のリスクにはこんなものがあります。これは初めて知る知識でした。

  • 長生きリスク :長生きして高齢になると賃貸で家を借りにくくなる
  • インフレリスク :インフレになると家賃が高くなっていまい、少ない年金の中で支払うので生活が厳しくなる

こうやって両方の両方のリスクを並べてみると、どっちもどっち。
「自分がどんなライフスタイルを望むのか。」
これについてちゃんと考えて決めるのが良さそうです。

こんな情報も若いうちに知っておきたいですね。子どもにはちゃんと伝えておきたい情報です。

気になる税金~個人型確定拠出年金ideco と nisa の話~

税金の話です。一番知識がないのが、この分野でした。
ideco と nisa は年金と非課税枠投資の商品ですが儲けるというよりも払う税金を安くする効果が高いので、税金の話になるのです。

なぜ、確定拠出年金ideco が税金の話のなるのかというと、利用した場合の節税メリットのすごさ。

毎月の掛金が全額、所得控除になります。
そして、運用して得た利益は非課税です。

全額所得控除は、税金を自分で払っているサラリーマンにとってはかなり大きい。

しかし、60歳まで引き出すことができません。
なので使うためのお金ではなく、置いておくお金専用です。

若いうちに、少額から貯めていければいいですね。
早く長男に設定してあげたい。

将来のお金の不安対策は手持ちのお金をしっかり守ることから

お金持ちにはなれなくても、将来お金の困らない生活をするためには、
手数料を安くして、余分な税金を払わない。

お金をたくさん稼げないなら、自分の手持ちのお金をしっかり守る。
普通の人にできる将来のお金の不安を軽くする方法はこれしかない気がしてきました。

きっとたくさんお金を稼ぐ人にとっては、こんなことは常識なのかもしれません。

これ1冊で、金融リテラシーアップ間違い無しのおすすめの本です。
自分の現状のひどさを知って、不安が増すかもしれないけれど、知らなかったらと思うともっと怖い。

お金について真剣に考えたいタイミングの人なら勇気を出してぜひ、手にとって見てください。

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