なぜ家族として生まれたの?『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ編 』人間関係はダンス

今回紹介するのは、ベストセラー本

『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ編』
本田 健著

ケンが今回メンターから得る学びは人間関係。感情との付き合い方になります。過去の自分とガッツリと向き合います。
ケンが出会ったセミナー仲間たちはきっと自分自身か、その親か。まわりの人間を思い起こさせることでしょう。

自分を取り巻く人間関係がどうして今のようになったのか、謎が解けるようにわかります。


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感情と人間関係のマトリックス

本田健さんの本は、一時期片っ端から読んでいました。。
中でも『ユダヤ人大富豪の教え』を読んだ時は、お金の本なのにゲラーさんの言葉に感動して、子ども達に残したい本として、2冊買って、今でも本棚に置いてあります。

大富豪シリーズはケンとそのメンター達との関わりを書いた本で、メンターである大富豪たちの言葉が秀逸で心に響きます。
今回のこの本は続編の様になっています。間にスイスにもいっているので、感覚的にはパート3のような位置づけです。

主人公ケンは、今回の学びである感情と人間関係について、セミナー仲間と共にガッツリと過去に向き合うことになります。

この中では、人間関係をマトリックスで説明しています。
4つのタイプに分けることができ、家族関係の綱引きの図式が分かります。そして、なぜ自分が今ここにいるのか謎が解けます。

文中にも、4つのタイプそれぞれの登場人物達がいて、自分の過去と向き合うことになり、おのおのが過去を癒していきます。

印象的なのが、4つのタイプのどれがいい悪いではなく、
それぞれとの間にセンター(中間点)をみつけることができれば、不毛な綱引きをやめることができるという考え方です。(文中では人間関係のダンスと表現されてます。)

4つのタイプは、以下の2タイプが対極に位置します。結果として反対側の人物を引き寄せている訳です。
ポジティブ・自立  ⇔ ネガティブ・依存
ネガティブ・自立  ⇔ ポジティブ・依存

どちらが良い、悪いというのではなく、誰の中にも全てのタイプが存在し、あくまでもその時の相手との関係性がそうさせているにすぎない。
なぜ、ダンスを続けてしまうのか、本当の理由は大切なことに向き合わなくて済むから。
なので、解決策はというと、
過去に原因をさがして、ジャッジするのではなくて、センターを見つけること。

しかし
このセンターを見つけるという観念が、いまひとつ腑に落ちなくて明確なイメージが持てませんでした。
言葉で言うのは簡単だが、そんなにすぐに過去の傷が癒せるものなのだろうか?

今のタイミングで再び手にとったのは、偶然とは思えませんでした。

感情のパワーとどう向き合うか

今回の内容は人生を動かす感情のパワーについてでした。
感情ってほんとにやっかいです。

過去の昇華されていない感情があると、ふとしたときにトリガーが引かれると爆発してしまう爆弾のよう。

悔やんでも悔み切れない思いがあります。
それを思い出すと今でも怒りの感情が湧き出てきます。

しかし過去は癒せないと思ってました。変えられないものはあきらめるしかないと。
これ以上振り回されるのはイヤでした。そこで、感情に蓋をしました。

この本では、4つのタイプそれぞれの登場人物が蓋をした感情を揺り動かします。
そして、過去との向き合い方、乗り越え方のひとつのやり方が示されます。
向き合うかどうかは、自分次第ですが。

本田 健さんの本の中でも、深い内容の1冊です。自分をみつめているタイミングの方にぴったりです。

どうしていつもこうなっちゃうの?
人間関係の秘密を知りたいと思ったら一読をおすすめします。

『ユダヤ人大富豪の教え』ふたたびアメリカへ編

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