今回紹介するのは、子どもに向けて書かれた論語の本です。
『15歳の寺子屋 みんなの論語塾』
安岡 定子著
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この本と私の出会い
この本は、当時聞いていたラジオ番組がきっかけで手にとった本です。
数年前、ラジオビタミンという番組に作者の安岡さんが定期的に出演されていて、論語について語っていたのがなんだか面白そうっと思ったのが、きっかけです。
本屋さんでふと見かけて、あっラジオの人の本だ。
という気楽な気持ちから読んでみました。
読後の感想
論語ってなかなかいいです。
英語のようなリズム感もあって、内容も深い。
著者の解説を読んで意味がわかると、今の気分にピッタリの章句がみつかります。
子日わく、「君子は義に喩り、小人は利に喩る」
意味はこうです。
「君子は、それが正しいか正しくないかで物事を判断するが、小人は利益があるかないかですべてのことを判断する。」
今、この章句が気になったのは、最近の自分の小人ぶりがちょっと情けなく感じていたから。
正しいか、正しくないかで判断というよりも、やりたいか、やりたくないかで判断したいと思っています。
色々と困窮してくると、つい損得勘定に忙しくなってしまい、気がつけば、毎日がなんとなく面白くない。
最近特に感じていた閉塞感は、これだと思います。
お得かもしれないけどちっとも楽しくない!
値段云々よりも本当に気に入ったモノに囲まれて暮らしたい!
その代わり、不要なモノは安くても手に入れない。
ほんとにしたいのはこんな暮らし方です。
それに向けて身の回りの整理をすすめていこうと思い改めました。
この本で、著者が語りかけているのは、要はコレです。
「ハートがイケてる人が一番ステキ!」
ハートがイケてるってこういうことだよ。というのが仁という言葉で繰り返し説明されていました。
それぞれの章句に対してひとつひとつ安岡さんの解説がついているので、
自分の立場だったら?と想像しやすくなっています。
そしてその解説には、安岡さんの子どもたちへのエールが詰まっています。
論語なんて古臭いものと思っている方にも、ぜひ手にとってみて欲しい1冊です。
ハートがイケてるってこういうこと!って知りたかったらこちらから
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