今回紹介するのは、伝わりやすい文章を書きたい人へのおすすめ本です。
『コンテンツマーケティング64の法則』海外の本です。
海外のマーケティング本の場合
売ることに特化しすぎて心理操作のような、読んでいて気分が悪くなるような本にも出会いますが、この本は別格!
著者は読みやすく伝わりやすい文章を書くことに誠実に向き合っており、その姿勢には好感が持てます。
書くことを仕事にしているプロの頭の中を分解して見せてくれたようなもので、伝わるための文章を書くにはもっと努力が必要であると痛感させられます。
どんな部分をどう努力したらいいのか?その方法が64の法則というわけです。
『コンテンツ・マーケティング64の法則』売りにつながるオンライン記事の書き方
アン・ハンドリー著
内容は盛りだくさん。
64も法則があるので
文章を書きたいと思う初心者レベルから、プロの編集者レベルまで、使える対象は広いです。
自分のレベルによって役立つ法則、まだ必要ない法則があるので、
今の自分のレベルに必要だと思う部分から取り組めるのもおすすめのポイントです。
これは使える!ライティングGPS
この本の中で一番役に立つと思えたのがこれ!ライティングGPSです。
ライティングGPSというのは、混乱した思考を説得力のある文章にまとめるための手引きです。
読みやすくて、伝わりやすい文章を書きたいという、その目的に達するまでの12ステップのプロセスになります。
その12のプロセスは以下のとおり。
優れたライティングは計画と準備によって生まれるのでした。
-
- 目標
何を達成するためにその文章を書くのか?すべては大きな目標のために。 - アイディアを再構築する。読者を参加させる
アイディアを仕立て直してもっと読者とつながりのあるものにする。
どうして、なぜならの問いと答えを必要なだけ何度も繰り返す。そして見直したアイディアを明確なメッセージとして表現する - データと例を探し出す。
いちばん重要な主張を裏付けるための、例やデータ、実話関連する逸話、タイムリーなニュース、引用できるストーリーを探す。
自分の経験はとても良い情報源のひとつである。 - 整理する。
ストーリーに適した形式を決めて大まかな構成に整理する。 - ひとりに向けて書く。
その文章で助けたいと思う一人の人物を設定してその個人に向けた文章を書く - 見苦しい第1稿を書く。
恥を覚悟で自分をさらけ出す文章を書く。この段階をライティングプロセスの終着点にしているブロガーが多いが、真似をしてはならない。 - 立ち去る。
第1稿と弟2稿の間のいくらか時間を置くようする。できれば1日、無理ならちょっと席を外してコーヒーかパイを1切れ買いに行くくらいのことはする。 - 書き直す
読者と自分の立場を入れ替えて読者が読みたいを思うようなものに整える。 - 効果的な見出しまたはタイトルをつける。
読者の目を引く見出しをつける。詳細は法則59参照。 - 誰かに編集してもらう。
できれが、文法、語法、表現、句読点などをしっかり理解している人が望ましい。 - もう一度読みやすさを確認する。
書いたものは読む気をそそり、魅力があり、目を通しやすいものになっているか?段落は短くまとめ、目立つ小見出しをつけてリストは連番か箇条書きになっているか? - 発表する。
その前にもうひとつ読者目線での質問に答える。「読み終えたら、次に何をする?」
読み終えた後に何をして欲しいのかはっきりしているか?
どんな行動を起こさせるために書いているのかを意識して見直すのです。
- 目標
今後の努力目標!
この本を読んで、今の自分の文章をふりかえると恥ずかしくなります。
この本を読んでるのにこれかい。と
そんな中でこの本を紹介するのは
今後の努力目標としたかったから。
プロの技の中で、自分のできるところから取り組みを始めるために紹介しました。
道はまだまだ長いけれど、行き着く先の景色を垣間見た気分です。
まずは、書く目的を意識しながら書くことと、推敲をすることを習慣にしたいと思います。
伝わる文章を書きたい。明確な目的を持って書いている人、書く必要がある人はぜひ手に取ってみてください。
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