情報リテラシーってこういうこと? 『12歳からのインターネット』で子供に伝えるネットの歩き方

今日、紹介するのは気になる情報リテラシーについての本です。

『12歳からのインターネット』
荻上 チキ著

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この本と私の出会い

この本は、長男が中学校時代に学校で携帯電話の使い方についての講演があった後で、自分の疑問を解決するために本屋さんで見つけた本です。

インターネットの危険性についての話だったのですが

学校での講演では、「困ったら大人に相談しましょう。」とまとめられていましたが、いざ自分が相談されてもどうしていいのかさっぱり分からなかったのです。

当時はまだ、今の様にスマートフォンは普及していませんでした。
なので携帯電話の使い方を家族で考えましょう。けじめのある使い方ができるようにルールを決めましょう。

というような内容で、まだ我が家では子供に携帯を持たせていなかったので、そんな危険があるのか。今後の参考にしようという程度に話を聞いていました。

数年後の現在は、我が家の子供たちもスマートフォンを持っています。
下の息子も高校生になるに当たって、自分用のスマートフォンを与えます。

このタイミングでもう一度自分自身もインターネットとの付き合い方について復習しておこうと思って再び手に取りました。

 

読後の感想

「子どもにインターネットをさせるのは、いいことか?」

もうこの議論にはっきりした答えが出ることは無い気がします。
いい悪い以前に、現実にはインターネットは生活にどんどん浸透しています。電車に乗るとスマートフォンを開いている人の数に驚きます。現実は子ども達だけでなく親達もネット社会を生きているし、これからも生きていくのだと思います。

「どうすべき。」より、
「どう対応できるのか。」を知りたい。

「使わせない。」という選択は楽ですが、現実にはインターネット社会からは逃れようがありません。

次男の世代は子供の頃から電子機器に触れて育ったネットネイティブ世代で、スマートフォンの使い方は私よりも上手です。
親世代の私達が欲しかったのは、この本のようにインターネットの歩き方を紹介したガイドブックです。
この本は、親子ともにどう対応していくかを一緒に話し合うためのいい教科書になると思います。

そして子供にとっては、
今後も逃れようのないインターネット社会に一人旅に出る前の旅支度になる1冊だと思います。
この本には、「どんな心で使っていくかだよ。」と繰り返し書かれています。

大人の側には結局、子供の心をどう育てるかが問われていくのだと思います。永遠の課題ですね。
大人自身も今までの経験則が通じない未来に向けて、自分の心をしっかりと育てる必要がある厳しい時代になりそうな気がしています。

インターネット時代を子どもと一緒に勉強したいと思ったらご一読ください。

12歳からのインターネット

 

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