今回紹介するのは、懐かしいマンガの続編です。
『swan -白鳥-モスクワ編』
有吉 京子著
子供の頃に読んでいた swan の続編が出ているのを知って、読まずにはいられませんでした。
もちろん、電子書籍でです。
真澄とレオンのその後はファンはずっと気になっていたところです。ふたりが結婚して、まいあという女の子の子供がいるのはわかっていましたが、実は気になるのは、その間のストーリーだったんです。
電子書籍は場所を取らないので、今回もエイっと大人買いしました。(笑)
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読後の感想
昔読んだ swan は子供だった真澄が成長とともに類まれな才能が開花していく物語でしたが、パートナーとなるレオンとの新しい世界ってどんななのかな。見たいな~。続きがあったらな~。と思っていたので、続きの物語をみつけてホントに嬉しかったです。
リリアナとの再びダブルキャストでのアグリーダックは、期待以上のストーリー展開でワクワクしながら一気に読みました。
真澄が心に抱えるあるものは、多分トラウマと言えるもの。辛すぎて封印してしまった感情です。
それを乗り越えた先に見せる世界観はフィクションなんですが、感動があります。
今自分がトラウマ?と感じて苦しく感じることがあるので、なんだか他人事のような気がしませんでした。その時々に手に取る本って本当に今の自分に必要なメッセージが含まれているんですよね。
心が過去に捕まったまま、今の事実をありのまま見ることができない。
その傷を意識して認めて、癒せた先に
アグリーダックで真澄が表現したのは自分自身の精神の覚醒です。
自分が何者なのかを問い、外に答えを探して、見つからなくて、最後には自分の中の光である本当の自分自身を見つけて全てが統合される。神性を表現していると思います。
なんだかとっても、スピリチュアルです。それを踊りで表現するのが真澄の舞踊ということです。
その光をみつけて、惚れてしまったのがレオン。強がってますがベタ惚れです。
そして、気になるのがセルゲイエフ先生。
真澄の手を離した、と言ってましたが、4巻の最後で、真澄が自分にとってのインスピレーションの源、ミューズだと気づいてしまった。真澄は前に進むけれど、セルゲイエフ先生はどうなるのかな。
そして、最後のシーンでレオンが真澄に気になるセリフを。
「俺たちそろそろ次のステップに進まないか?」
ここで、モスクワ編が終わりなんて~。ちっとも終わってない!
続きはドイツ編に引き継がれるます。
もちろん、読みますよ!
その後、ドイツ編も全巻買いました!
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