今回紹介するのは、Excel の解説本
『Excel 現場の教科書』です。
もう仕事から離れた私がこの本を手に取ったのは、著者がYouTuber それもExcel を教えるYouTuber だったからです。
パソコンはほとんど独学で覚えた身なので、本での説明だけでは理解しにくく、勉強が長続きしないことは体験済みです。
そんな中で、この本はYouTube の解説動画付きです。
これは、オンライン授業を受けるようなものです。
練習用のファイルもダウンロードできるようになっているので、授業のつもりで毎日少しづつ取り組むことができます。
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『Excel 現場の教科書』
長内 孝平著
著者は、商社の経理で実際に仕事に従事していた中でエクセルを使っていたという経歴の持ち主です。
47項目に細かく分かれていて、それぞれに対応する動画が1本ずつあります。本には動画にアクセスできるQRコードが載っているので、スマホやタブレットで読み込んで、動画を見ながらパソコンで実際に作業することができるようになっています。練習用のデータはダウンロードして使います。
私も実際にYouTube動画を見ながら 練習ファイルを使って、毎日一章づつを動画と一緒に手を動かしているところです。エクセルを初めて触るに等しいので、進み方はゆっくりです。
まずは練習ファイルをひらいて、動画と一緒に手を動かして同じようにやってみます。
その後、本の詳しい解説を読みながらもう一度手を動かして同じようにやってみます。
このように2ステップに分けて練習しています。
アラフィフの私にとっては今までは、 独学 = 本での学びだったので、動画と本と両方がセットになっているのは、非常にわかりやすいです。
わかるまで何度でも見直せるので、学校の授業のようにわからないまま流れてしまうこともありません。
この本ではじめて知ったIF関数はなかなかおもしろいですね。
条件を設定して求める答えを表示させるので、条件の設定ををどうするのか、使う人のアイディアが試されるように思います。
エクセルの関数については、合計を求めるものと平均を求めるものくらいしか知らなかったので、
エクセルってこんなに賢いんだ。
とちょっとした感動があります。
仕事の現場では、関数を複数入れ子のようにしたりパズルの様に組み合わせることで、いろんな帳票を作って作業をらくにしてくれるものを作るんですね。自分が思ったものを自由につくれるようになるのは、まだまだ遠い道のりですが、関数が正しく入力されて、数字がパッと出ると嬉しいものです。
1度にたくさん進めてしまうと覚えられないので、1日1章と決めて、あえてそれ以上やらないようにしたのが良かったようで、毎日すこしづつ続けることで、初めてでも着実に理解しています。
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この本で気に入ったところが、もうひとつあります。
それは主に動画の中で雑談風に語られることが多いのですが、作者が実際に企業での仕事の現場を経験しているので「どんな場面でどんな使い方をしているのか。」というヒントが得られるところです。
これは、動画とセットだからこそ実感できることです。今どきの勉強法ならではですね。
ただエクセルの操作だけをやっても、それがどう使われるのかイメージできないと頭に残らないものです。
特に大人になってからの学びは、勉強のための勉強ではなく使うためのものなので、どんな場面で使うのかがイメージできるのは、モチベーションが上がります。
「エクセルの知識を得るのが目的ではなくて、目的を達するためにエクセルを活用できるようになる。」
こっちの方が、だんぜん楽しく勉強することができるのではないでしょうか。
ショートカットや関数の使い方など、すぐに全部を覚えることはできなくてもとにかく最後までひととおり手を動かしてみるつもりです。
最後までやったら、2回めをやってみようかな。
1回目よりも、きっとサクサクできるはず。
理解もできるはず。
そう思って、今日も手を動かします。
初めてエクセルを触る人だけでなく、仕事で実際にエクセルを使っている人にももっと便利に使うヒントが得られるかもしれません。
今どきの独学にぴったりの『Excel 現場の教科書』ぜひ手にとってみてください。
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