今回紹介するのは、
大人になった今だからこそできる、黒歴史を持った自分の癒やし方を教えてくれる本です。
自分さがしの旅
斎藤一人さん著
ひとりさんの自分さがしは、ひとあじ違います。
否定漬にされて、自分以外の何者かになろうとして無理にがんばっているのをやめることです。
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ひとりさん流自分さがしの旅のやり方
過去の自分の中を旅して、過去に経験した自信を失う前の否定漬にされる前の”本当の自分”に帰ってみること。
やりかたは、過去に自分が失敗したこと、恥ずかしく思ったできごと、自信を失ったことや傷ついたこととか、思い出すといい気持がしない過去を一つ一ついいことにひっくり返す。オセロゲームで黒いコマを白に変えるみたいに。
もっと具体的に言うとこういうこと。
過去にいじめられた。けれど、自殺しなかった。
だから、ふつうだったら、自殺してもおかしくないのに、自分は、死なないでここまでこれてる、ってスゴいよ。なんて強いんだろう、って。しかもそのあと、あなたは他人をいじめなかった。あなたより弱い子がいたはずなのにあなたは弱いものいじめをしなかった。
やさしいんだよ。自殺もしなかった。
そしたら「オレって強くてやさしいから、今があるんだな。」って、記憶をプラスにひっくりかえせる。
なんか、すごくないですか?これ。
物事には必ず両面がある。悪い思い出の中に今だから気づけるもう片方の一面を見出して、悪い思い出を癒していく作業なんだと思います。
私にもあります。白にひっくり返したい黒のコマがたくさん。黒歴史ってヤツですね。
ごめん!黒歴史を作ってしまったかもしれない
日々、悩みながら子育てしてきた自分も子どもに黒のコマをたくさん置いて来たことでしょう。思い当たることがたくさんあります。
今では子供たちも19歳と14歳。親をやって10年以上になるわけですが、今振り返ると当時の余裕のなさを申し訳なく思います。
この本を読むと
全ては未熟ゆえ。それをひとりさんに許してもらえた気がします。
過去、先生や親などに心に黒のコマを置かれたのも、当時の親の先生の未熟ゆえ。
ひとりさん風に解釈するとこれも
「あんなに未熟な親なのに、産んでくれて、ここまで育ててくれて、ありがたい。」
「あの先生は非常に未熟なのに、四十何人もの生徒の面倒みなきゃいけないから、すごい必死で頑張ってたんだな。オレみたい、言うこときかない生徒を引き受けちゃって、大変だったろうな。」
と、こうなります。
なんてクリエイティブな考え方でしょうか?
視点が柔軟で、感動すら覚えます。
素敵な大人へのヒント!
大人には、二通りのタイプがあるように思います。
- 経験を学びに変えて、考え方がどんどん柔軟にクリエイティブになっていく幸せな人。斎藤ひとりさんのような人のことですね。
- 経験を過ちとして心の傷にして後生大事に抱え込み、同じ経験をしないようにと、どんどん消極的になっていく頑固もの。
どちらになりたいかと聞かれれば、言うまでもありません
前者になりたい!
しかし、心の傷が深くて癒えていないと、恐れからどんどん頑固ものになっていってしまいそうです。どこかで気づいて、柔軟でクリエイティブな考え方を発揮して、自分で自分を癒やせる大人になりたいものです。
幸せな自分は、大人になった今だからこそ作れる。
ひとりさん流自分さがしの旅は、過去の黒歴史への旅でもあります。思い込みと向き合うのでちょっと勇気がいりますが、やってみる価値はあると思います。
勇気を出してほんとうの自分にもどってみたい方、おすすめです。
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