『きくち体操』は自分で自分の体を育てる体操だった

今回紹介するには、体操の本
『きくち体操』です。

ぶらっと入った本屋さんに平積みしてあったのを立ち読みして、そのまま購入しました。
50肩も経験していて、傷みがあっても痛くないところから少しずつ動かしてみることができる「きくち体操」は今の自分の体にあっていると思えたからです。

『きくち体操』
菊池 和子著

きくち体操は、普通の運動とはちょっと違いました。意識を集中して体を動かす体操です。

自分の体をよく見て、面倒をみてあげるような感じ。
特に足や手は指の1本1本まで丁寧に触って、意識して動かしたことはありませんでした。

体は、骨と筋肉とそれを動かすための脳が、しっかりとつながっていることで思い通りに動かせるので、その3つを意識して自分で自分の体を感じながら動かすのです。

50肩で弱った肩を動かしてみた!

気になっていたのは、肩と腕でした。
50肩になって、2年くらいの間、腕が上まで上がらなかったのがやっと上がるようになってきたところで、もう少ししっかりと動かせるようになりたかったのです。

50肩の予防対策は、
腕を大きく回すことと、肘をのばして腕をまっすぐ上にあげること。

本当に簡単な動きですが、確かに子供の頃のように自由に動かせません。
普段の生活では、腕を大きく回したり、肘をまっすぐ伸ばすくらい上に上げることはないので、運動として意識的に動かす必要があると思います。

そして、腹筋が大事なんだそうです。

腕を動かす筋肉は腹筋につながっているので、腹筋をしっかりと使うことで腕の筋肉がつくことになるとか。

これは、全く知りませんでした。

きくち体操の腹筋は、回数ではありません。
ゆっくりと5秒止めるだけ。

体操というよりも、体のケア。筋肉をゆっくりとほぐして伸ばす感じです。

自分で歩ける足の筋肉を育てるために足を動かす!

このきくち体操は
”最後まで自分の足で歩く”
が目的のひとつになっているので足のケアにもかなり重点がおかれています。

自分の足の裏や足の指は、今までこんなにじっくりと見たことはありませんでした。
そして、足の指が自分の意思でほとんど開かない。

20代の頃に交通事故にあって、足の親指を骨折したことがあるのですが、その指は見事に動きませんでした。
毎日、すこしずつ動かしていくと、怪我をしていなかった左足はだんだん動くようになってきて、足の指が少し開くようになりました。

そして、左右の脚も力にばらつきがあって、右の膝と足の付根が動かしづらく、少し傷みもあります。

こんな風に自分の体の状態を自分で感じることができる体操は初めてでした。

「自分の体の状態を知って、自分で面倒をみてあげる」

きくち体操はそんな体操です。

「あなたの体、あなた自身がよくしていかなくて、誰がよくしてくれますか?」
菊池 和子

おっしゃる通りです!

マイペースで自分の体をケアしてみたい人はぜひ、手にとってみてください。

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