今回紹介するのは、日本昔ばなしです。
私達たちアラフォー世代が「日本昔ばなし」というと真っ先に思い出すのが、市原悦子さんと時田富士男さんの語り口が楽しいアニメです。
龍に子どもが乗った映像と歌もなつかしい。
子どもが小さい頃に本屋さんでみつけて、懐かしくて即買いした本です。
独特の語り口そのままに千四百余りの中から精選した101話が1冊に収められています。
この本は、本棚断捨離後の現在の本棚にもしっかりと残っています。
きっとこれからも残りつづけていく1冊です。
1話も短いので、ちいさな子どもへの寝る前の読み聞かせ本としてもおすすめします。
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『決定版 まんが日本昔ばなし101』
川内 彩友美 編集
日本昔ばなしは、たくさんのお話があって、子ども心にも怖かったり、おかしかったり、ドキドキしながら読んだのを思い出します。
本好きな父の影響で、小さな頃から本に親しんだ私は読んだ本によって価値観が作られてきたように思います。
なかでも日本昔ばなしに流れる思いは、人として美しいものが多いと思います。
- 正直者は報われる :花咲じいさん、舌切すずめ etc
- 欲張ったり、ずるをしたり、人をだましたりしたものは報いを受ける :さるかに合戦、宝の下駄 etc
- 恩は返ってくる :鶴の恩返し、分福茶釜、傘地蔵 etc
- 見た目よりも心が大切 :一寸法師、たにし長者、鉢かつぎ姫 etc
- 知恵を重んじる :うばすて山、一休 etc
こうしてみると、面白いお話にのせて、説教くさくなく人としての美しい心を伝えてきたのが日本昔ばなしともいえそうです。ちいさな子どもの頃に触れておくと、きれいな心を作る核となるかもしれません。
我が家でも読み聞かせた本の1冊です。
読み聞かせた子どもたちの心に何が残っていくかは、それぞれでしょう。
しかし、もっと年をとってから日本昔ばなしを読んだとき、なんらかの懐かしさを感じてくれることを願っています。
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日本人の心を感じることのできる
『日本昔ばなし』は、大人になってもやっぱり楽しいものでした。
この本の文章は、会話がふんだんに入っていてとても臨場感があります。
こどもの読み聞かせにも、自分で楽しむにもおすすめの1冊です。
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