今回紹介するのは、意識的にフロー状態を作り出す方法論を書いた本です。
『第二の脳の作り方』
辻 秀一著
スポーツマンガなどでも出てくるようになったフロー状態について、その価値と技術的にフロー状態を作り出す方法について説明されています。
ひとことで言うと、周りの環境に無意識にただリアクションするだけでなく、高いパフォーマンスが出せるように意識的に脳を使っていきましょうという提案です。
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この本と私の出会い
どうなっていたらいいのか?を漫然と考えることが好きなので、自然とそれに合った情報が集まってきていました。
ちょうどガラケーから iPhone に乗り換えた頃だったので、聞き流せるのもいいなと思ってこの本のオーディオブックを購入しました。
理想と現実のギャップが激しくて、何から手をつけたらいいのか迷っていた私に、ひとつの答えをくれたのを覚えています。
スポーツ医学のメンタルトレーニング法で
スポーツ選手達がハイパフォーマンスを生むため、自分の心を整えるために使っている力を社会力とし、意識的にそれを行使することで自らフロー状態を作っている。
「型が心を作っていくんだな。」と当時の迷える私にとって、この方法は新鮮でした。
ちなみに社会力とは、以下の4つ。全て自分でコントロールできるものです。
- 表情
- 態度
- 言葉
- 思考
この4つをフローに傾く方向に使っていくことでフロー状態を自分の中に作り出していくというわけです。
読後の感想
フロー状態を作り出すには、自分の機嫌を自分で取れるようになることが条件になります。
自分の機嫌を環境・経験・他人の3つに左右されないと自らが決める。まずはここから始まるような気がします。
そして、環境・経験・他人に影響されずに、フローに傾く様な社会力を意識的に行使していく。
- にこやかな表情を作る。
- 落ち着いて堂々とした態度
- 自分が気分のよくなる言葉を使う。
- フロー状態を作り出す思考の習慣を作る。
これらは、今まで無意識にただ反応していたことに反するもので、意識的になることで初めて自分の習慣とすることが可能なことばかりです。はっきりいって、日々のトレーニングの必要があります。
理論は簡単、しかし日々の実践こそがカギです。
しかし、努力してフロー状態を自分で作り出せるようになった暁には、自分のことが大好きになれそうな気がします。一生かけてでも向かう目標にふさわしいと思いました。
自分がフローになったら、次は、自分の周りもフローにしていけるフラワーな人(フローを生み出す人)になろう。と提案されています。フローを作り出せるフラワーな人にぜひなりたいです。
今ここでできることを、夢中でやる。
そんな姿を見せられる大人でありたいです。
そういえば、ホリエモンの近畿大学での卒業式スピーチでも同じようなことを言ってったっけ。
ハイパフォーマーの心構えなんですね。やっぱり。
未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ!
関連リンク
平成26年度近畿大学卒業式 堀江貴文氏メッセージ
意識的に、心を整えて今に集中して生きていきたい方にはきっとヒントがもらえる1冊です。
手にとってみては、いかがでしょうか?
古い本ですが、kindle版 amazon ならすぐに入手可能です。
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